ブラウンシェーバーのDIY電池交換してみた


2004年製のブラウン8785の電池が死んじゃった。充電もできないし動きもしない。

ここ最近はACコードを繋いだまま使っていましたが、それですら動かなくなってしまった。

買い替え時か。気に入ってるし、十分満足してるんだけどなぁ。

ブラウンしか使う気は無いので、ホームページを見てみる。

価格comも見てみる。う~ん、最新モデル9000シリーズ。よさそう。けど高いじゃん。
替刃も8000円超えてるし。

直そうかなぁ。ネットで検索。みなさん既にチャレンジ済み。多くの先人の記録を見て勉強。 


やるか!



まず、電池の選択。事前に分解してどんな電池がどう実装されているのか確認する。NIMHと書いてあるのでニッケル水素タイプから選択です。容量は書いてないがHPを参考に2000mAhと想定。

どこのメーカーにするか?Panasonicだな。EVOLTAかeneloop。いわゆる旧ナショナルと旧サンヨーか。

カタログスペックを見ると結構違う。EVOLTAは一回の充電で長持ち、eneloopは繰り返し回数が長持ちとある。

シェーバーに使うし、自宅使用なので繰り返し回数が多いほうがマッチするのでわ。じゃぁeneloopか。

eneloopの中にもいくつかラインアップがある。高容量でパワフルなハイエンドモデル「eneloop pro」。色も黒でめちゃかっこええ。実装したら二度と見えないが。はは。

http://panasonic.jp/battery/charge/p-db/BK-3HCD2.html

容量は2500mAh 繰り返し回数500回とある。

元々の電池が2000mAh程度として2本で4000mAh。これなら5000mAhになるのでかなり25%ほど使用時間も伸びるはず。(充電制御回路が対応しているかは?)

繰り返し回数も500回ということは1回で1週間は持つとして500週。10年以上!!

すごいぢゃないか。。

まずamazonで電池をポチッとな。 660円なり。

届くのを待って、さぁ実行。

1.本体を分解。



このおしりのACケーブル差込口のプレートを細いマイナスドライバーでこじって外す。

すると、サイドのプレートが外れる状態になるので下部の方を横に引っ張って外します。



2.分解後





3.元の電池を外します。


色々と考えた結果、元の電池の電極にスポット溶接で取り付けてある金属端子を基盤に残してそのまま使うのがベストと判断。

電池と金属端子の間にカッターナイフの刃を差し込み、金槌で少しずつ叩いていきます。

あまり力を入れすぎるとエポキシ基盤にめり込んでしまうので、力加減を少しづつ強めながら試すように叩いていくと、パカっと分離に成功。同じように前後、2本分を分断。

電池は基盤に接着されているのでペンチでメキッと引き外します。

外す前に電極のプラスマイナスを基盤にマジックで書いておくと万が一のミスを防げます。


4.新しい電池を接着剤で固定


元の電池をくっつけていた接着剤の上に振動に強いタイプの接着剤を塗布して、新しい真っ黒な電池を接着。しばらく時間を置いて完全に硬化するのを待つ。



5.電池の電極に金属端子をハンダ付け


電極に分離させた金属端子をハンダ付けします。電極に直付けするのは大変危険でリスクを伴いますが選択肢はないので覚悟を決めて実行。60~80Wの出力の電気ごてで短時間で付けるのが良いらしいのですが手持ちは30W。

電極と金属端子の間が空いているのでドライバーで抑えながら半田を流し込む。フラックス入りのハンダを使い、さらにフラックスをつけっると良いらしいのですが、フラックスが無いので省略。
フラックス入りハンダだけでなんとか付きました。




6.組み立て


元通りに組み立てていきます。各部の動作を確認しながら、特にヘッドのフレックス(動き)が固定されないように確かめて組み上げます。


7.動作確認


ドキドキしながらスイッチを入れます。

がーん、動きません。

HPで「一度AC電源を疎通させて制御回路に電池を認識させる必要がある」という記載があったのでACケーブルを接続しコンセントに差し込みます。

ランプが点灯。

スイッチオン。

ブィ~ン。暴力的なパワーです。すげぇー!!

これで明日から快適な朝のシェービングタイムが楽しめます。



※本記事は交換を推奨するものでも、動作を保障するものでもありません。あくまで自己責任で実施したことを記録しているものです。参考にされる場合は各自の自己責任です。


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